今日の書・16〜笹川流れ
今日は特にタイムリーな話題というのが見当たらなかったのですが、ちょうど「世界不思議発見」という皆さまご存知の長寿クイズ番組で、「鮭」というテーマのもと、「新潟県・村上市」が取り上げられたこともあって、この村上市の名所である「笹川流れ」について、いつにもなく手短に書かせていただきます。←
まず件の「世界不思議発見」ですが、鮭を日本の食に深く根差した魚とし、「スーパーフィッシュ」と呼びつつ、その鮭のルーツであるロシアはカムチャツカから、日本の村上市まで、鮭にまつわるエピソードとクイズを披露していく、という趣旨であって、僕自身ちょうど推しメンバーであるNGT48・本間日陽さんのSHOWROOM(
https://www.showroom-live.com/48_HOMMA_HINATA)を眺めながら、話半分で視聴していたので、細かいところまでは覚えていないのですが、というかそもそもその配信の中で、今日不思議発見で村上市が映る、という話を聞いて急いでテレビを付けた感じだったのですが、うまい具合に配信が21:30あたりで終わり、村上市の話がその後くらいから始まったため、重要なところだけはわりときちんと観ることが出来て、とにかくこの村上市というのは「塩引鮭」を名産としていたり(まぁこれについては以前からよく知っていたし、有名ではありますが)、鮭料理が定番の塩焼き以外にも100種類くらい存在しており、食材として臓物の類いや一般にアラと呼ばれるような部位まで余すところなく使い切るくらい、地元住民の間では生活に溶け込んだ魚として愛され、むしろ崇められるくらいの扱いを受けていて、古くから漁が盛んに行われていたということで、番組の中では、その「塩引鮭」の老舗である、「きっかわ」を訪れ、鮭の捌き方や下準備の様子が映されていました。
この「きっかわ」の塩引鮭職人の方の所作が撮影されていたのですが、僕が一番感心したのは、この職人の方が俎板の上の鮭を目の前にして、包丁を手に取るより前にまず手を合わせ、一礼というか拝むような素振りをしたところで、本当にシーンが切り替わった後のほんの一瞬の出来事だったので多くの視聴者は見逃したかもしれないし、ナレーションでも特にそれについて触れられてはいなかったのですが、そういった作法というかしきたりめいたものの中に、鮭一匹一匹への敬意というか、生き物を殺生することへの畏怖とか、それ以上にこの村上は三面川から旅立ち、長い回遊の果てにその母川へとたしかに回帰してきてくれる、天からの恵み物の神秘に対する感謝といったものを感じざるをえず、引いては村上市民の一種の篤い信仰心というか、素朴な人間性や温かみを想像させるようで、至極素敵な慣わしだなと思ったりもしたし、その後、実際に鮭の腹を開くに当たって、一文字に掻っ捌くのではなく、腹の中央付近の身と皮は傷付けることなく、その前後だけ切り開くことで、皮一枚で繋がったようなかたちにする、ということの歴史的意味も相まって、村上という土地がどういうところか、その精神的な背景を少しく知ることが出来たように思います(この流儀は、先の三面川を鮭の自然の人工孵化場(この表現には矛盾が見て取れますが、自然の地形を極力損なうことなく、鮭が自然と遡上し、産卵〜孵化できるように仕向けられた土地という意味です)となるよう整備することで、村上の鮭を乱獲〜絶滅の危機から救った、江戸時代のとある侍(通称・サケ侍(テレビ的な誇張も入っているかもしれませんが))への畏敬の念を込め、侍的な切腹への連想を忌避してそのような形式になったという話です)。
(※テレビ新潟『NGT48のにいがったフレンド!』第36回&第37回で、本間日陽さんの地元、村上市を散策しており、上述の「きっかわ」さんでも撮影が行われていました。)
それで、村上という地は、僕自身まだ行ったことはないのですが、前々から訪れてみたいと思っていて、というのも僕の今の一番の推しメンである、NGT48の本間日陽さんがこの村上の出身で、地元では「村上のスター」と呼ばれる(?)くらい認知度は高まって、地元民から家族(特にお年寄り層から孫娘)のように可愛がられているようなのですが(上掲の『にいがったフレンド』参照)、その彼女の住んでいる街を一度は訪問してみたいというのはヲタクの常であって、僕はこれまでに2度、新潟の地に足を踏み入れていますが、肝心の村上まで足を伸ばすというのは、時間的な制約もあり、未達成のままでした。
(※NGT48 2ndシングル『世界はどこまで青空なのか?』のジャケット写真。上からType-A、Type-B、Type-C、CD盤。より詳しくは、 http://www.sonymusic.co.jp/artist/ngt48/discography/ を参照。)
ところが今回、NGT48の2ndシングル『世界はどこまで青空なのか?』のジャケットにおいて、この村上市の代表的な名所である「笹川流れ」が大々的にフィーチャーされ、上掲の画像の通り、この「笹川流れ」の岸壁から臨む空と海、またType-BやCでは島(おそらく粟島)や笹川流れの海岸にある岩場などをバックに、NGT48のメンバーがポーズを決めていて、今後はこの「笹川流れ」の特にここに写っているバスの待合所のようなものの辺りがおそらくNGTファンにとっての聖地と化すと予想されるのですが、そのような出来事もあって、ますます村上に行ってみたい、という気持ちが強まっているのですが、実はこの「笹川流れ」は村上市内と言っても山形県に近い北部にあり、新潟から村上まで行ったさらにその先、羽越本線を日本海沿いに大分行った場所にあるし(当然電車で行った場合の話です)、その最寄りらしいJR桑川駅から目的の場所まで相当歩かないと行けなさそうであって(そもそも正しい位置をまだ把握していないので、誤った方向に進んでしまう可能性もある)、加えて電車やバスの本数も田舎ダイヤで1時間に1本あるかないかだったと以前試みに調べたときそのような感じだった記憶もあるし、じゃあ村上駅辺りでレンタカーでも借りるかとか考えるとひとり旅でそれだと割に合わない感じもあったり、そもそも不慣れな道で単独運転するだけの自信がなかったりもして(NGTファンの新潟在住の知り合いでも出来ればありがたいのですが…ここで募集させてください(笑)←)、そんなこんなで脳内で旅程を組んでみるとみるみるうちに実際に行動に移すのが億劫になってくるのですが(笑)、それでもこうして2ndシングルで早速、ひなたんの地元、村上の風景が取り上げられるという、記念すべきことなので、いつかは気を奮い立たせて、「村上詣で」あるいは「聖地巡礼」したいなと決意を固めつつ、今回は「笹川流れ」と書にしてみることにしました。
ちなみに、今作のタイトル曲である『世界はどこまで青空なのか?』は、総選挙5位で一躍「とき」の人となった荻野由佳さんセンターの曲で、先日音源が解禁となっており、早速聴かせてもらったのですが、青春パンク的なアプローチのコード進行で勢いを感じさせつつも、ふとしたところで感傷的な印象を与えてくる、平和へのメッセージの込められた深遠なロックバラード的な曲となっていて、大サビのところなどは、メンバーとファン一体となって「シングアロング」出来そうなノリもあるので、今後ライブのクライマックスなどに組み込まれて行く感じのある良曲となっているので、ご興味おありでしたら、今後公表されるだろうMVを見つつ(おそらくこの映像の方でも村上の美しい景色が収められていることでしょう)、是非ともCDなどでお買い求めいただけたらと存じます(各種イベント、全国握手会、個別握手会など、特典付きのものもあります(以下のサイト参照))。
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