今日の書・21〜転売厨死亡
こんばんは、今日もブログ書いていきます。
と言って、昨日ちらっと触れていた通り、今晩から新潟に向かってバス中泊なので、今は絶賛夜行バス車内でこれを書き出しているのですが、最近関西地方でも徐々に冷え込み出していて、新潟は一体どのくらいの気温なのだろう、と恐ろしくなってもいますが、先日購入した、新品なのにどことなくカビ臭さのある黒革のMA-1(不良在庫で丸一年倉庫に眠っていたのかもしれません)に、これが結構安かろうペラかろうで耐寒に不安があったので、軽めのダウンを持参し、二枚重ねで乗り切ろうかと考えていて、新潟市内ならまだしも、一応土曜に村上の方まで足を伸ばしてみようかと予定を立てているので、そっちの例の「笹川流れ」界隈の日本海沿岸はどのくらい冷えるか、あるいは凍えるレベルか想像も付きませんが、今のところ村上駅でレンタサイクルを借りて(可能なら電動自転車)、それでずっと海沿いをサイクリングする形になると思うので、そうすると体感で何℃か余計に下がるでしょうから、どうもしなくても凍え死にかけることはすでに確定しているようではあります(それを見越してネックウォーマーやらイヤーカフやらも持参して来て、それが無駄に嵩張って辛いところもあるのですが)。
もうそろそろ眠くなってきたし、明日のためにもそれなりに睡眠を取っておきたいので、早速本題に入りますが、昨日くらいのニュースで上掲のヤフオクのガイドライン改定が話題になっていて、それによると「転売する目的で入手したとヤフオク側が判断したチケットの出品が禁止」となった、という話で、今日の字題を「転売厨死亡」としたのですが、実際、現時点ではこの新しい規定がどれくらいの強制力を持っていて、チケット転売の取り締まりが行われるか、あまりピンと来ていないところもあって、そもそも全ての基準が「ヤフオクの判断」によるものなので、それに至る証拠をどれだけ集めた上で、出品取り消しなどの措置を講じられるのか、僕は当然のことながら門外漢ではありますが、さまざまな難題が存在するだろうことは容易に想像されます。
しかしながら、僕なんかもやはりアイドルライブのチケットをヤフオクなどで手に入れる、というスタイルでヲタ活をやってきた身なので(もともとはハロプロ(ハロー!プロジェクト)からドルヲタ人生がほぼほぼ始まっているので、ヤフオク界隈のチケット転売ヤーとの付き合いは結構長くなってしまっていて、というのもハロプロは「転売屋天国」みたいなところもあって、チケットも握手券もほとんど本人確認がない(氏名明記欄すらないことも多い)ので、転売厨がやりたい放題やっていて、むしろそういうバカ買いしてくれる連中が少なからず居てくれるおかげで、事務所の方も潤っている、というある種「Win-Win」の持ちつ持たれつな関係が築き上げられていて、それを買い求める一般ヲタクの側にしても、相場観みたいなものが養われていれば、大抵のチケットはお値打ち価格で手に入れられるし、無作為に送り届けられる正規チケットを買うよりは、値段相応な自分の座りたいエリアの席を「ほぼ」確実に手に入れられる、このチケット転売システムは非常に有り難いし、そのことに気付いてしまうと、たとえばファンクラブ会員になって、その会費を無駄に払いつつ、チケットを特別割安になるわけでもない先行発売等で手に入れておき、蓋を開けてみればもう交通費や移動時間をかけて中に入るのも嫌になるようないわゆる「糞席」のチケットを割り当てられる、という割りに合わない仕打ちに耐え忍ぶという、マゾヒスティックなドルヲタ活動を続けるのはバカらしくなってくるし、それならば多少の道義上の問題はあったとしても、そういった転売屋の手を借りて、納得のいくお金の遣い方をする方がよっぽど合理的に見えるし、あるいはあえて糞席を最安値で手に入れておくことで、将来的な体調不良、スケジュールの変更、もしくは単純な気持ちの変化にも対応可能となるし(つまりチケットを「溶かす」ということ)、仮に糞席でもその場に居られることだけで価値のあるようなライブ・イベントというのはあるので、そういったものを良コスパで実体験できる、というだけでもこれ以上ない利点があるように思えて、またもともと行く気はなかったけど、たまたま予定が空いた、とか、むしろそんなのやるとか知らなかった、というようなイベントをその数日前くらいに偶然知るところになって、大急ぎでチケットを手配する、といった臨機応変な対応も可能としてくれるので、僕はいまだにヤフオクをよく利用するし、今度の12月の「ハロプロ研修生公演」なんかも、いずれ落札しようと考えていたくらいには、このチケット転売とヲタ活が密接に関わっています)、仮にこのヤフオクのチケット転売規制が、自分の推しているアイドル周辺にまで監視の目を届かせることになったとしたら、非常に困ったことになりますし、逆に言うともはや正規で手に入れることのデメリットしか見えない思考回路となってしまったヲタクにとって、そこから回心するというのも無理な話であって、それならいっそのことあえてそのアイドル現場に足を運ぶことはない、という判断をしてしまう可能性が高く、それは結局大元のチケットを売る運営側にとっても大きな損失にしかならないのではないか、と思う部分はあります(まず転売ヤーが手を引くことで売上は大きく下がり、かと言ってそこからチケットを手に入れていた人たちが同じだけのチケットを買い求めるとは限らないし、そもそもいわゆる「業者」並みにチケットを仕入れる人間(あるいはそれで生計を立てている人たち)はほんの一握りで、大抵は普通のヲタクが複数アカウントで抽選に投げて当たった不要分(気に入った席番号だけ手元に残す)を横流ししたり、というのが実態だと思うので、やはり全体的な売上は相当減ることになると思われます)。
そもそも僕個人ではこういったチケット転売の何がいけないことなのか、「条例に反しているから」以外の論理的な理由をあまり目にした覚えがないし、まぁたしかに篦棒に儲けを出して、脱税のようなことをしている輩もいるようですし、その転売厨による買い占めによって、本当にそれを手に入れたい人々に行き届かない、というのも真実なのでしょうが、逆に言うとそれがあるから手に入れられる、という僕のような人間がいるのも事実であって、どこかで上限を設けて、それ以上は深追いしない、という歴年のオークション経験からくる相場の読みをしていれば、極端に値が吊り上がるということも本来起きようがないし、金に糸目をつけず何が何でも手に入れる、というタイプの人でも、それはそう出来るだけの余剰金があってそうしているはずなので、そこでこの価格は妥当じゃない、みたいなヤフオク側による判断を差し挟む余地があるのだろうか、と思うところもあるし、もちろん出品者による「価格操作」、いわゆる「吊り上げ」なんかは落札側にしたら非常に腹の立つ行為であるし、「最低落札価格」なんて意味不明なシステムも常々「はぁ?」と思っているし、ヤフオクにはそういった類いのただひたすら落札側に不利益しか及ぼさない行為の取り締まりや改善、救済規定の向上に真摯にかつ早急に取り組んで欲しいものです。
それで、そういった落札者側のディスアドバンテージを極限まで解消しつつ、安心かつ安全にチケットの取引が出来るようにしたシステムが、この一時こじるりを起用したCMをたくさん打っていて、その頃にわりと認知度は高まったんじゃないかと思いますが、チケットキャンプ(Ticket Camp)というチケット売買サイトであると、僕の中では認識しているのですが、ここが今回のヤフオクのリリースを受けてどういう動きを取るのか、ちょっと見ものであるし、そもそも論、チケットキャンプって条例違反じゃないの?、みたいなグレーゾーン的なイメージもいまだにあるのですが、上でヤフオクについて書く中で何となく問題に感じた一番が、「価格の際限ない吊り上げ」であるので、この点チケットキャンプはあらかじめ値段が確定された状態で取引を進める、ということで、多分手打ちがなされているんじゃないかと書きながら納得してしまったところもあって、多分「オフホワイト」な業態として業界内で認知されているんじゃないかと思います(運営自体によって転売不可とされているものは基本売られていないし、証明書偽造などは実際現地で検挙されることになったり、単に入場出来なかった場合の補償も、金銭の授受がチケキャンを通してのみ行われるようにしているため、容易になっているんじゃないでしょうか)。
それにしても、僕もチケットキャンプを何度か利用したことがありますが、出品者の値付けが相当に強気であって、この値段ならヤフオクとか他のところで買うだろw、と思ってしまうようなことも多々あって、結果一応試みに価格を調べては見ますが、最低価格に目をやるくらいで、ほとんど頼ったことはなくて、よっぽどのプラチナチケットでない限り、手を出す必要性を感じなかったのですが、それでもヤフオクが厳しくなると、漁夫の利ではないですが、チケキャンがより活況になっていくだけ、という結末が見えそうな気もします。
そういえば実店舗としてハロヲタ御用達であった「娯楽道」というチケット取引仲介業者が原宿に店を構えていましたが、それも今年になって閉店となっていて、音楽産業ではライブへの移行が叫ばれていたようですが、どちらかと言うとこの取り締まり強化の流れで憂き目に遭った、というのが真相なのでしょう(僕もかつて、スマイレージか何かの「武道館」公演のチケットを、開演ギリギリ(売れ残っているチケットの設定価格が下がる場合がある)まで粘って買った記憶が一度だけありますが、仲介料だけでは上がりが少ないだろうし、特にハロプロは最近はそこまで値が上がらないような感じもあるしで、頼みの綱のジャニーズ系は本人確認等が相当厳重になって来ていると聞くので、いずれにせよ限界だったかもしれませんが)。
とまぁここまで散々「転売」を持ち上げて来てしまったので、最後に「正規チケット」の絶対的に良いところをひとつ上げておきたいのですが、それはズバリ「想い出」ということです。
アイドルヲタクの中には、チケットにフェティシズムを感じる人種も居て、自分の入ったライブのチケット半券を全て取って置き、ファイルなどにまとめて、さながら「日記帳」みたいに一種の記憶装置として、大切に保管しているような方もいらっしゃるという話はよく聞きます。
僕個人は取るに足らないライブについては、その場で捨てて帰ることもあるぐらい、特に何も意味を見出さないのですが、それでも自分の推しメンバーの卒業公演など、自分のドルヲタ史上でも重要なものとして記憶されるようなイベントのチケットは、すぐ捨てるということはしなかったし、大抵三つ折りくらいにはなっていますが、とりあえずカバンの小さなポケットなどに忍ばせて、家に帰ると適当なお決まりのケースの端にぐっと押し込んだり、あるいは財布の内側にそっと忍ばせたり、時折思わぬところから半券が飛び出してきて、ふと記憶が呼び覚まされることもあるのですが、そういったとき、その半券の名義が見も知らぬ人間の名前であると、その想い出自体の価値も半減してしまうような気もして、そんなときは、やはり自分の名前が書いてあれば尚よかったのに、と思うときは結構あります(だから中には普段は転売の手を借りて手頃な値段でチケットを手に入れ、本当に大事なライブの時だけは、きちんとしたルートでそれを手に入れ、綺麗な状態で保存する、という人もいるようです)。
個人的にはこの「想い出を美しく残す」という効能が、最大にして唯一の利点のように思っているのですが、それでも明日のNGT48・本間日陽さんの生誕祭は、NGT48劇場は普段はチケットレスで、したがって半券代わりになるものはないのですが、節目のイベントでは「記念チケット」が生写真等とセットにして販売されるらしいので、「NGT48劇場公演記念生写真 生誕祭限定チケットセット 本間日陽Ver.」というものを推しの誕生日の記念に買って帰っておこうと思います。
以上、「転売厨死亡」のお知らせをお知らせしました。←
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