今日の書・23〜白昼夢

例の新潟行の後、なかなか疲労が溜まっていたりして、ちょっとブログを書くモチベが上がってなかったのですが、ぼちぼち態勢立て直して、今日くらいから毎日更新再開したいなと考えていますので、よろしければお読みいただければと思います。
それで、やっぱり際限なく書き連ねるというのでは、記事を書くのに時間が異常にかかる事態になっていて、ここから年末まで仕事が忙しくなる感じなので、そうするとこっちに割く時間というか、字を書くのに準備〜後片付け+スキャンして画像編集まで含めるとどうしても小一時間はかかってしまうのもあって、トータルでは少なくとも数時間は見てないと困るし、基本スマートフォンで文章を作成しているので、その間ずっとこの小さい画面に顔を押し付けて睨みつけるという状態もおそらく目にかなりの負担がかかっているようでもあって、もっと効率的で健康的なやり方を模索した方が今後きちんと継続させるためにも重要かなと思い始めていて、それでも普段からやり慣れているこの形を崩すのも逆に畏まった感じも出て来て、文章自体のノリにも影響してくる予感もあるしで、どうすべきか考えあぐねているのですが、まぁそれでも何か良い方法があればちょっとずつ取り入れて行きたいとは思うので、そういうものをお知りでしたらお教え願いたいなと思っているところではあります。
それで、早速本題ですが、皆さんは『白昼夢』というテレビ番組をご存知でしょうか(あるいはご覧になっていらっしゃるでしょうか)?
フジテレビで毎週日曜25:25〜25:55に放送されており、その他の地域では全国のフジテレビ系列8局でも(曜日・時間帯はまちまちだったり週遅れだったりですが)放送されていますが、僕の住む関西エリア、関西テレビでは残念ながら放送されていないし、ネット局を見てみるとかなり偏った地域が多いので、関東圏の方しか正規の方法で観ることは出来ないような番組ではありますが、僕もゴニョゴニョなサイトで翌朝くらいにはチェックしていて、毎回結構楽しく視聴させてもらっています(笑)

元々、前々クールくらいに『真夜中』という番組が、HKT48・指原莉乃さんとリリー・フランキーさん他の出演で放送されていて、「大人な男たち」が指原さんをいわゆる「ディープ・スポット」に連れ出して、色々と「社会経験」を積ませる、みたいな趣向のものとして制作されており、この『白昼夢』はその後継番組的な扱いで、NGT48の中井りか(通称:りかちゃん、りか姫)さんがいとうせいこうさんに連れられて、サブカルの大御所的な御面々の下を訪れて、「自己変革」していく、みたいな番組であって、実際まだ5回くらいの放送だと思いますが、「暗黒漫画界」から蛭子能収氏、根本敬氏、「電子音楽界」からヤン富田氏と対談しており、ちょっとそこらのテレビ番組ではまずお目にかかれないような方々が登場する、という時点でかなり異様な番組なのですが、内容的にも放送コードギリギリというか、「ヤバい」人達の「ヤバい」会話が、「いとうせいこう」というホスト役の引き出しによって(基本的に相手へのリスペクトがあって、全てを肯定する形で全てを面白がって拾って行くので、奇怪な概念や挿話がスルスルと流れ出してくるように見える)淡々となされていくのが妙にツボに入って、そこに何も勝手が分からず(そもそもが初対面)、サブカルチャーに対して完璧にウブである(対サブカル処女)中井りかさんが、相槌というかツッコミというか独り言というか、何か何とも言えない生な感想を純な形で零し、異質な空間の中に(ある意味勇気のある視聴者代表として)ポンと放り込んで行くことで、番組の流れの中に変なグルーヴ感が醸し出されるというか、訳の分からないものであってもりか姫なりに捉え直そうとしていて、それが意外と当たらずとも遠からずで時たま的を射ていたりして、実際初めはこの人選はかなり謎であったのですが、ハマり役であるようにも回を増すごとに思えて来るくらいで、先の『真夜中』からこの『白昼夢』も「企画(協力)・秋元康」(『真夜中』では「企画」、『白昼夢』では「企画協力」と微妙に異なっているのは、業界的なしきたりというか隠語で何か差異があるのでしょうが、一般人の僕には皆目見当が付きません(笑))となっていて、単に最近秋元先生が中井りかちゃんを気に入っているから宛てがった(捻じ込んだ)んだろうくらいに当初考えていましたが、番組内容が分かってくるにつけ、これは確かに「中井りか」くらいにしか無理だろうなと思え、違う子だとここまでのきわどさとかギリギリの地点を攻めることは出来なかったろうし、番組が上手く回り出しているところは今更ながら氏の采配力に脱帽するところではありますし、逆に自分の推しメンがこれ出てたら素直に喜べないだろうな、という番組でもあるので(基本、出演者は「ヤバい」人だし、会話内容も「ヤバい」部分が多々あって、それでもそこにリミッターを掛けるようでは番組として意味がないし、成立しなくなる可能性もある中、アシスタントとして「中井りか」がいることで、サブカルおじさん側からの若い娘に色々と教授してやろうというある種の「スケベ心」を刺激しつつ、呼び水的に面白い話が抽き出されていく、という部分があるように思います)、「推しにはならないけど興味のある」子が出演している、というので僕自身この番組に出会うことが出来たので、そこもいい具合の人選だったな、と思うところでもあります。
それで、この番組の特徴的な点というか、書道的な観点から面白いのが、番組タイトルやキャプションなどで時折映し出される、こういった筆字やペン字であって、いずれもリリー・フランキーさんの筆ということで、この文字が『白昼夢』という番組の全体的な空気感というか、出演者(訪問相手)は約2回ごとに変わるし、そのテーマ的なものも大枠であるだけで、互いに特別な関連性があるわけではないですが、むしろそれぞれの領域の辺境に居る人々ばかり取り上げているようなので、そういう「異端者」的な連関はあるにはありますが、それこそ「無関係という関係」があるみたいな感じで変な感じもしますし、それはさておきそういった現実に存在する非現実的な存在たち(そういう意味でこの『白昼夢』というタイトルは言い得て妙だと思います)をふわっと繋ぐ紐のような役割として、このリリー・フランキーさんの飄々とした風合いの筆致がうまく機能していて、簡単に言うと番組の色にマッチしているので、僕はこのタイトル画や詩的な文章やキャプションを目にするたびに、ちょっとした感心と感動を覚えてしまいます。

特別上手かったり、上手く書こうとしていたり、そういう気負いからは無縁で、こだわりなんかも特別ある様子も見せず、それでも自分の筆というか、存在感がそのまま文字に載っている感じがあるし、特に最新回でヤン富田さんの演奏する音楽のタイトル的なものが画面の右端あたりに白文字で浮き上がっていたのですが、あれなんかはヤン富田さんの発生させる電子音楽の無階調的な「アンチ楽典」の音楽で充満されたあの小部屋の空間の特異な質感とうまく共鳴しているように感じて、ただひたすらかっこいい字に見えてきたりしました(是非映像と音楽と合わせてご覧ください(某なんとかモーションなどで視聴可能です←))。
最後にこの番組のメイン出演者である「中井りか」さんについて軽く触れておきたいと思いますが、端的に言うと僕はあんまり好きじゃありません(笑)
でも時々すごく好きになるときもあります(笑)
自分の中で固定的な評価が出来なくて、時々刻々と変化する、まるで「ビットコイン」みたいなアイドルであって、だから面白いと思うときはとことん面白く感じてくるし、逆に何だこいつと思ったらとことんいたぶってやりたくなる、というよく分からない感情を抱かせる子だと思っています。
良い意味でも悪い意味でも目が離せないし、それだけ目立つ存在であって、本人も目立った者勝ちというアイドルポリシーを持っているらしいし、秋元先生のお気に入りになっているのもまぁ頷けるのですが、でもこの子が露出過多になると、AKBやNGTのイメージにも大きく影響してきてしまうしで、以前にも述べた通り「王道アイドル」好きの僕としては、非常に厄介だしある種の危険性を孕んでいる存在であると認識する部分もあって、それがため何だかんだ「推せない」という評価では一貫してしまっているのですが、それでも定評のあるSHOWROOM(むしろ「中井りか」といえば「SHOWROOM」という形で、「SHOWROOMの申し子」的な扱いでそもそも頭角を現したのですが)は確かに面白いし、イジり甲斐もある配信で、時間を忘れて見入ってしまう(秋元先生のように「だるま」までは投げませんが)ことも多々あります。

ただ、僕的にりか姫の一番面白いのはモバメだと思っていて、本命のひなたんとは別にもう一枠設けて適当なNGTメンバーを購読して回ったことがあったのですが、結局このりか姫のモバメに定着してしまっていて、何というか、モバメ以外の全てのSNSを統率する核となる考えが如実に書かれている気がして、姫の内面に一番触れられるメディアで、妙な可愛げもあるので、気付いたら固定購読してしまって久しいのですが、ただ最近モバメ送信件数がガタ落ちしていて、どうやらメンタル的な波が最下点に来ている状態とのことですが、それにしてもここ1年くらいで一番落ちている雰囲気もあるので、早いとこ回復して、いつもの面白くて読み応えというか、色々裏への想像を掻き立ててくれるモバメをたくさん送れるようになって欲しいものです(という僕なりのラブコール←)。
(※昨日公開されたNGT48の本間日陽センターの全員曲『ナニカガイル』からワンシーン。意外と中井りかさんのカットが多目なのが個人的には謎ではあります(笑))

以上、深夜番組『白昼夢』とそのアシスタントのNGT48・中井りかさんについて「よしなしごと」を書き散らしてみたのですが、皆さんは僕は中井りかさんを好きだと思ったでしょうか?それとも嫌いだと思ったでしょうか?
正解はここでは言えませんが、おそらくNGT48公式Twitter「中の人」と同じ感情でしょう(笑)

また『白昼夢』も非常に面白くて刺激的な番組なので、是非ご視聴いただければと思います。
これも同じく「中の人」と同じ感想だと思われます。←

揮毫 貘宇

ドルヲタ系書家(仮)・永田貘宇のホームページです。 日記代わりに書作品を投稿しています。 作品製作の依頼等お待ちしております。

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