今日の書・11〜おーたきおつかれ

こんばんは。
昨日のことになりますが、NGT48研究生の「おーたき」こと大滝友梨亜さんの卒業公演が新潟はNGT48劇場において行われ、当日は研究生公演ではありましたが、AKB48兼任の柏木由紀さんを除くNGT48現メンバー24人が集まり、彼女の卒業をお祝いしました。
中央:大滝友梨亜さん
本日更新された、NGT48劇場支配人の今村悦朗氏のブログを掲載しておくので、大滝さんの人となりや卒業に至った経緯などは是非ご一読ください。
今村氏はNGTメンバーから「えつろー」と呼ばれて愛されている方で、グループ内の一大事など、事あるごとにブログを更新するブログ魔として一部では知られているところで、メンバー内でもネタ化されている部分もありますが、今回もいつも通りの軽妙な語り口で、少しほろりとさせてくれるような文章を、大滝さんに捧げていて、こういうマメなところがやはりNGTメンバーからの信頼や愛情を得られている要因なのだと本当に感心しており、僕も最近ブログの更新に注力している身ですが、えつろー氏のブログはひとつのお手本というか、読者の心を上手く掴む、特定の対象に向けて書きつつ、その周りの人やあるいはもっと離れた不特定多数の読者へと、それぞれの階層ごとに異なるメッセージを同時に届かせることができるような、気配りの行き届いた文章を書く、という点で非常に優れた書き手だなと思うことも多々あるので、参考とはいかないまでも、視点の置き方や語りの重層性というのかは、眼を見張るところがあって、ひとつの方法論として援用できる場合もあるのではないかと、氏のブログを読むたびに思わされます。

それでまぁ、そのような素晴らしい、人間の出来た支配人のもとに、NGT48は結成され、氏の人間性に適うような人材が累計26人(現在のところ)集められ、今回の大滝友梨亜さんと、今年の3月末の水澤彩佳さん(同じく元NGT48研究生)の卒業を経て、11月からは24人(チームNIII(=いわゆる正規メンバー)16人、研究生8人)という体制で活動をしていくこととなりました。
グループ自体の結成というか、1期生のお披露目は2015年8月21日であったので、1年と半年ほどの間、1人の欠員もなく体制を維持したというのは、48グループの中では意外と珍しく、それだけ1期生の間での絆や連帯感というものは強固になっていて、2名との悲しい別れもあり、残ったメンバーの仲はますます深まっているように思われます。

しかしながら、もうひとつの軸として、2016年1月10日の劇場オープンに合わせて、1期生の中に「正規メンバー(チームNIII所属)」と「研究生」という境界が否応なしに設けられ、そのことがいまだに尾を引いていることが、さまざまな瞬間において露呈することが、特に最近になって多くなって来ており、単純に仲の良いアイドルグループというだけではなく、内部では色々な不満や焦燥感が募っていたり、「正規」と「非正規」の見えない対立が沸々と煮え立ちつつある予感もなんとなく察せられる時があったりします。
というのも、その「線引き」は当時から言われていた通り、かなり恣意的なものであって、活動結果や人気指標、広い意味でのポテンシャルなどまだ不確かな要素が多い中で、その途方もなく大きな区切りを一方的に、そして決定的に付けてしまったこと、そして、その日から2年近く経った今でも研究生からの正規昇格はいまだ成し遂げられていないし、新チームの発足や新メンバー(NGT48 2期生)の募集も浮上していない状態であるので、研究生側のフラストレーションは日に日に高まりつつあるし、今回の大滝さんの卒業も、半分はそういう現状に見切りを付けた結果であるようにも思われます(上掲のえつろーブログでは、「『これからの人生を見つめ直したい』『次にやりたいことがある』という明確な理由」があったと示唆されていますが、立場上また倫理上、彼女の本心に隠されているだろうマイナスな感情については一切触れられていません(もちろんあのブログは大滝さんの真情を代弁するものではなく、あくまで支配人としての彼女への想いや労い、激励の言葉を送るためのものであったので、当然と言えば当然ですが…))。

そしてここにきて例の「第3回AKBグループドラフト会議」というものの候補者選びが始まりまして、これについては現正規メンバー以上に研究生の方が色々と思うところが多いようで、仮に今回のドラフト会議で何人かの新メンバーの加入が決定したとして、その子たちの扱いはどうなるのか、研究生として入るのか、あるいは一足飛びにチームNIIIに入るようなことが起こるのか、そうなった場合、現在研究生として辛酸を舐め続けている自分たちに対しての救済措置などはあるのか、もっと根本のところで、そういった新メンバーを受け入れるだけの余裕が自分たちやグループ自体にあるのか、とかこのドラフト会議の開催が決定して以降、メンバーの一部がSNS、特にSHOWROOMにおいて、その辺りの複雑な真情を吐露する場面が何度か見受けられ、今村氏を筆頭としたNGT運営の大人たちは、そういった不安や疑問に対して、少しでも解消できるような、また不公平感が溜まり溜まって、卒業の連鎖が引き起こされないように、出来うる限りの努力をしていただきたいものです。

ところで、このドラフト会議ですが、NGTの発足時にも大きな役割を果たしており、ちょうど第2回ドラフト会議において、まだ今度出来るらしいという話がまとまっているだけで、姿形はなかったような段階のNGT48に、荻野由佳さんと西潟茉莉奈さん(ともに現チームNIIIメンバー)がスカウトされることになり、スターティングメンバーとして加入が決まったわけですが、それ以外にも、実際のお披露目時には、日下部愛菜さん、清司麗菜さん、西村菜那子さんの3人(ともに現研究生)が、「ドラフト落ち」から採用されていた、という風に、NGT48とドラフト会議は切っても切れない関係であり、その始まりの時点から深い縁があって、しかも上の荻野由佳さんと言えば、今年の「AKB48 49thシングル選抜総選挙」において、速報1位・最終結果5位という相当な成り上がりを見せ、今やAKBGを代表するシンデレラガールとして、一気に知名度を上げていましたが、その衝撃的な芸能事件を受けてか、今回のドラフト会議でも、候補者内でのNGT48の人気は高くなっており、「第二のおぎゆか」を目指して、新潟でひと旗上げたい、と希望する子もなかなか多いように見えるし、そうするとNGTへのドラフト生加入というのも避けられない事態となりつつあって、スターを目指したいというガツガツした子がたくさん入って来れば、NGT内の既存の勢力図にも動きが見られ、運営としても新たな展開の目が出て来るかもしれません。

また、来たる12月6日には、NGT48の記念すべき2ndシングル(タイトルは未公表ですが、曲やMVはすでに製作が進んでいて、タイトル曲のセンターは件の荻野由佳さんを予定している)のリリースが待ち受けており、個人的には、その辺りでNGT内の組閣に関して何らかの展開がある可能性は高いと思われますが、ドラフト会議自体は来年1月に催されるので、それと並行して、NGTの2期生募集もかけて、最終的にはドラフト生と2期オーデ合格組を合わせて2期生とし、新チーム発足、みたいな流れになって来るのではないかと、予想しています。

ともかく今回、おーたきさんの卒業から、このようにNGT48の現状や今後の展開の妄想を披露することになってしまったわけですが、僕自身、おーたきさんのことをそこまでよく知らないし、握手等も、もしかしたら生で見たのもほとんどなかった気もしますが、それはさておき、いつもは勝気な男勝りというか、いわゆる「イケメンキャラ」という印象がありましたが、卒業公演の白い衣装なんかは意外にアイドル性、女性的な美しさも垣間見えて、もう少し踏ん張って、ちょっとしたキャラ変なども交えつつ、ふてぶてしく活動を続けることも出来たのではないか、とも思えましたが、でも本人はああいうビジュアルとは裏腹に繊細なところがあるようで、涙もろかったり、ちょっとしたことで傷付きやすかったり、「乙女」的な部分が滲み出る時も多々あって、キャラ先行でそこを上手く出せないという、(言葉は違うかもしれませんがニュアンス的に)「ドツボ」にハマってしまったようなきらいもあったり、そこを乗り越えられなかったのじゃないかと、つまり芸能人的な無感覚さを持ち合わせていなかったというか、それをうまく鍛えられなかった、というところにこの稼業に踏ん切りを付けた一因があったんじゃないかと何となく思えて、そういう様々なレベルでの気苦労をねぎらう意味で、「おーたきおつかれ」という言葉を送りたいと思いました。

文字の方はいつも以上に拙くなってしまったのですが、ちょっと気を抜いて、ひと息つく感じを込めて、漢字を排除することにしました。
本当はもう少し「かな」的に書いてみたかったのですが、いつもの太筆では案外書きづらくて、今後は筆選びも肝要だなと思い知らされたので、近く近所の書道用品店にそれ用の筆を見繕いに行こうと考えています。

以上、重ね重ねになりますが、ひとまず「おーたきおつかれ」。
今後のことはよく分からないけど、前にお笑いに興味あるとか言ってたこともあるし、車の免許を持ってたり、趣味も多かったり、好みもはっきりしてたり、ラーメンに目がなかったりするし、えつろーさんとかも親以上に親身になってくれるだろうから、何かしら食ってく手段はあるだろうし、ああ見えてまだ若いんだし、何かやりたい好きなこと、今村さんに対して語った目標とやらでも本腰入れて目指すのでもいいし、とにかく楽しく生きてって欲しいなと、一アイドルファンとしてそう思います。
あと、出来たら道外さないように、一社会人として切に願います。←

揮毫 貘宇

ドルヲタ系書家(仮)・永田貘宇のホームページです。 日記代わりに書作品を投稿しています。 作品製作の依頼等お待ちしております。

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